リトルシニアとは中学生の硬式野球団体です。

組織は、1972年(昭和47年)に「野球を愛好する中学生に硬式野球を正しく指導し国際的スポーツマンとして強健な身体と健全な精神を養う」目的で創設されました。
当初は日本リトルシニア野球協会として発足しましたが、2000年に日本リトルリーグ野球協会と合併して「全日本リトル野球協会」となりました。

リトルリーグは1939年(昭和14年)にアメリカのペンシルバニア州でスタートし1960年(昭和35年)に日本でも行なわれるようになり、1964年(昭和39年)に日本リトルリーグ野球協会が発足しました。しかし、日本の中学校では軟式野球しか行なえないため、12歳までという年齢制限のあるリトルリーグから高校野球までの間はクラブチームでしか硬式野球を経験できません。そのためにリトルシニアリーグが発足したのです。

リトルシニアは2002年に創立30周年を迎えました。現在は中学生の野球に関する見聞を広げるため、IBAF(国際野球連盟)主催の世界少年野球(AA)選手権やCUBAワールドシリーズ等の国際大会に積極的に参加するとともに、国内では日本選手権大会(神宮球場ほか)を8月に、全国選抜大会(大阪舞州ベースボールスタジアムほか)を3月に開催し、高校野球、大学野球、プロ野球、メジャーリーグへと繋ぐ野球を目指しています。